世界観概要
竜世界【Dragon World】とは……
【地球[Earth]】に連なる異界の一つで、初代の炎を司る竜・ファイアによって造られた。三つの大陸と大小の島々からなる小規模惑星型の世界であり、環境や物理法則は【地球】によく似ている。
外界へと開かれた世界であり、界渡りの権能があれば異界と行き来することも可能。ただし時間軸が乱れており、【地球】とは時間の流れが異なる。
世界の住人たち
▶︎人間
【地球】とほぼ変わらない身体・精神を持つ種族。各大陸で国家を作り、社会生活を営んでいる。まれに【魔法】の素質に恵まれた者がいるものの、人間の魔法使いが扱う魔法は大半が【魔導】である。
▶︎竜
【竜世界】を造ったと伝承される、いにしえの種族。【上位竜族】は【神】と同列あるいはそれ以上ともいわれるが、学者たちの見解によれば存在が確認されていない。【下位竜族】は魔王戦役の時代に人間と対立し、現在ではほとんど姿を見ることもないとされている。
他にも上位竜族や神々の眷属とされる、知能の高い【獣竜】と呼ばれる幻獣もおり、人間や亜人と良い関係を築いている場合がある。
▶︎エルフ
【森の民】とも呼ばれる亜人種族。深い森に集落を作って住む、医療と精霊魔法に長けた、自然と共に生きる民である。人間とは比較的友好な関係を築いている。
▶︎獣人・鳥人
身体の一部に獣や鳥の特徴を持つ民。一部地域で自治領を得ていたり、人間の国家に混じって暮らしていたり、森に集落を作っていたりと、自由な生き方をしている。中には全身を獣化できる者もいる。
▶︎天使
天空神に仕える亜人種族。人間によく似ているが、銀髪碧眼のみで、背に魔法力でできた光翼を展開できると伝承される、伝説的な存在。
魔法体系
かつて世界を造ったと言われる上位竜族が残した権能の残滓と言われる、超常現象をもたらす能力。現在はいくつかの系統に分化している。
